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地下水位の基礎知識と建築への影響

地下水位とは、地中に存在する水が安定して溜まっている高さのことを指します。地盤調査では、ボーリング孔内で水位を測定し、「GL−○m」といった形で示されます。この地下水位は、建築計画や基礎設計に大きな影響を与える重要な要素です。

地下水位が浅い地盤では、地盤の有効応力が小さくなり、土の強度が低下しやすくなります。その結果、砂質地盤では液状化のリスクが高まります。
また、被圧地下水位(上下を水を通しにくい地層に挟まれ、高い圧力がかかっている地下水の水位)が存在する場合は基礎掘削時に湧水が発生し、施工性の低下や仮設排水工の追加が必要になる場合もあります。これらは工期やコストに直接影響します。

一方、地下水位が深い場合でも注意は必要です。地下水位は年間を通じて一定とは限らず、降雨量や季節変動、周辺工事の影響によって変化します。調査時には水位が低くても、豪雨や長雨の後に上昇するケースもあり、単一時点の測定結果だけで判断するのは危険です。そのため、周辺の地形、水路、過去の浸水履歴を含めた総合的な判断が求められます。

まとめ

地下水位は「見えない水の高さ」ですが、地盤の強度、施工性、将来リスクに大きく関わる重要な要素です。地盤調査による正確な把握と、変動を見込んだ設計判断が、長期的に安心できる建築計画につながります。

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